佐藤研二(ex.マルコシアスバンプ)
in 高松オリーブホール(2012/10/5)


 高松オリーブホールにて、アンクルミートのライブ行ってきました。 「そんなバンド、知らねえよ」という声が多そうだけど。 かく言う私も全然知らなかったのですが、 以前オリーブホールの前を通った時、告知を見て驚く。 何と、ベーシストが元マルコシアスバンプ (以下マルコシ)の佐藤研二氏!


(写真はマルコシ時代。佐藤氏は右から2番目)

 彼らも、以前話題にしたFLYING KIDS同様 伝説のバンド番組「いかすバンド天国(イカ天)」に出演し、 当時、毒舌で知られた審査員の吉田建、伊藤銀次両氏をして 「最高!」と言わしめたほどのグラムロックバンドで、 5週に渡って行われたバンド合戦でも 審査員のほとんどはマルコシに投票するといった強豪。 特にベースの佐藤氏の評価は高く、 ベストプレイヤー賞に輝いたほどでした。

 オリーブホールは本来ライブハウスであり、 普段はオールスタンディングのイメージですが、 今回はテーブルや椅子が置かれ、 さながらジャズバーのようなイメージでした。 そしてお客さんの年齢層もちょっと高め? 私のようにTシャツにジーンズなんて人、あんまいない。

 そしてライブ開始。 ジミヘンやフランク・ザッパ、ジェフ・ベックのカバーや (もちろん私が聴いて分かったわけでもなく、 メンバーの曲紹介があって知ったという。 まだまだ私の音楽知識、薄っぺらいなあ)、 オリジナルの曲も交えるというセットリストでした。

 佐藤、橋本両氏がボーカルを入れる曲もあったけど、 インストや、ベースソロの比率が高めで、 3者の中でも、佐藤氏のベースが一番リードを取っているという感じ。 「ベースは影が薄い」というイメージもあるけど、 彼の弾くベースは、「ベースが歌を奏でている」というほど 存在感がありました。

 マルコシ時代からちょっとぽっちゃりはしてましたが、 その頃以上にやや太ってしまい、 ダチョウの竜ちゃんみたいになってしまいましたが(失礼)、 それでもベース弾いてるときの生き生きした楽しそうな表情、 音楽できる人は、見た目がどうだろうが格好いいなと思いました。

 ライブ後には、同ハウスのバースペースにて メンバーが来場者と共に、一杯やりながら盛り上がっていました。 こういうの、メジャーなアーティストじゃありえない光景だよね? 私も缶ビール片手の佐藤氏にお願いし、浜崎氏に続き、 またイカ天年鑑にサインをいただきました(今回は裏表紙)。


 とても気さくで優しい方で、楽しい時間を過ごさせていただきました。 いろいろお話できて楽しかったです。2ショット写真まで。


私「自分はイカ天を通してマルコシを知り、 アルバムもメジャーの2枚を持ってました。 失礼ながら以降はよく知らなかったのですが ネットをするようになって 秋間さんが別のバンドをされたとか、 佐藤さんが大槻ケンヂさんとバンドされてたとか知ったんですよ」、
佐「はは、そんなのもあったねえ(笑)」。

私「イカ天で出たバンドのベーシストの中で 佐藤さんが一番存在感ありましたよ。 あの吉田建さんを唸らせるベーシストなんてそういませんよ。 手袋してベース弾く人なんて珍しいですよね?」
佐「いやあ、まだまだだよ」。

私「イカ天のプロデューサーだったジャクソン井口さんが イカ天25周年祭というの、やるそうですよ」、
佐「井口さん、知ってるよ。 面白そうだね、僕んとこには話来てないけど(笑)」と。

 ああ、惜しむらくは今回のライブ、泊まりじゃなくて 車で帰らないといけなかったので、 一杯やれなかったのが残念でしたね。 他のお客さんみたいに、一杯やりながら 佐藤さんとマルコシやイカ天、バンドブームについて もっといろいろお話したかったです。

<おまけ>  YouTubeで見つけた動画。イカ天最終回のですね。



 マルコシは当時「和製T-REX」と言われていて、 後にT-REXトリビュートにも参加しました。 すかんち、イエモンなど、グラムを踏襲したバンドはいたけど、 「マルコシ風」ってバンドは以降現れていない気が。 でも今聴いてみると、毛皮のマリーズにちょっと似てない?

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